Nobel Biocare Symposium Asia-Pacific 2010|院長ブログ(詳細)|豊富な経験と実績を活かしたインプラントによる治療・審美治療を行う港区の南青山インプラント歯科 佐藤歯科医院  

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Nobel Biocare Symposium Asia-Pacific 2010

インプラントでは世界No1のシェアを誇り、最も歴史のあるインプラントカンパニーである、ノーベルバイオケア社が主催するインプラントの国際シンポジウムが、2500名以上の参加者のもと、グランドプリンスホテル新高輪にて盛大に開催されました。

Nobel Biocare Symposium Asia-Pacific 2010

国内外から約90名の著名なスピーカーが招聘され、インプラントについての最新の知見や科学的根拠に基づいたベーシックなお話まで、重要なトピックスについて講演とディスカッションが行われました。とても素晴らしいプログラム内容でした。そんな中、今回の目玉は、オール・オン・フォーの開発者で世界的に著名なDr.Paulo Maloのサプライズ講演だったと思います。

本シンポジウムでは講演の他に、模型を用いて実際にインプラントの埋入シュミレーションを行うハンズオン実習も行われたのですが、普段から親しくさせて頂いている講師の脇田雅文先生からのご依頼で、ノーベル・スピーディー・グルービーという種類のインプラントを用いたオールオンフォーの実習のお手伝いをさせていただく機会に恵まれました。そこにDr.マローがサプライズゲストで参加したのでさあ大変です(笑)

Nobel Biocare Symposium Asia-Pacific 2010

Dr.Paulo Malo(右)と講師の宇野澤先生(左)

ほとんどの方は当日に知ることになったのですが、こちらは数日前から知らされており、急なプログラムの変更のため、前日に講師とお手伝い隊が集まり、対策会議を開いて当日に臨みました。
おかげで実習は滞りなく無事に終了することができました。

Nobel Biocare Symposium Asia-Pacific 2010

実習風景。講師の脇田先生の説明を受けながら、インプラントの外科シュミレーションが行われます。

Nobel Biocare Symposium Asia-Pacific 2010

受講者に技術的アドバイスを行っているところ。

人に教えることによって自分にも新たな発見があり、また他のインストラクターと意見交換もできたので、とても良い勉強になりました。実習で使用したノーベル・スピーディー・グルービーというインプラントについては、国内発売の2年以上も前の米国発売当初から使用しているので、使用に関してはかなり熟練していると自負しております。
オールオンフォーについても、講師の先生のように数百症例もこなしいる訳ではありませんが、もちろんある程度の症例数はこなしており、いまだ失敗症例はなく、全ての経過は良好です。

4本のインプラントで上部構造を支える術式について、未だに否定的な見解が存在するのも事実ですが、エキスパートが行えば98%以上の非常に高い成功率を納めていることも確かな事実です。適切に行われればオールオンフォーの術式はとても優れた、満足度の高い、また予知性の高い治療法と言えるでしょう。

ただし、誰が行っても同じ結果が得られる事は残念ながらありません。とてもテクニカルセンシティヴ(技術的な繊細さ)が要求される、ある意味とても難易度の高い治療法なのだと思います。確かな技術と知識が要求されます。

オールオンフォーと全てのインプラント治療に対して、より高い成功率と治療満足度を達成できるよう、今後も弛まぬ努力をする所存でございます。猛暑に負けず、日々頑張ります!