オールオンフォーはどんな人に向いている治療?|院長ブログ(詳細)|豊富な経験と実績を活かしたインプラントによる治療・審美治療を行う港区の南青山インプラント歯科 佐藤歯科医院  

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オールオンフォーはどんな人に向いている治療?

オールオンフォーは、総入れ歯や複数の歯を失った方に最適なインプラント治療方法として、多くの歯科医院で採用されています。この治療法は、通常のインプラントと比較して少ない本数のインプラント体(4本)で、フルアーチ(上下の歯全体)を支えることができるのが大きな特徴です。そのため、治療期間の短縮や費用の削減、そして術後の快適な生活を実現できることから、特に多くの歯を失っている患者さんにとって有用です。

オールオンフォーが向いている人の特徴

1、総入れ歯に満足できない人
総入れ歯を使用している方で、義歯がずれて痛みを感じる、食べ物が噛みづらい、発音がしづらいといった悩みを抱えている方は、オールオンフォーが適しています。インプラントによって義歯がしっかりと固定されるため、これらの問題を改善できるのが大きな利点です。

2、多数の歯を失っている人
特に奥歯など複数の歯が抜けている場合、ブリッジや部分入れ歯では隣接する歯に負担がかかりやすくなります。オールオンフォーでは、インプラント体が少ない本数でも強度と安定性を保つため、他の歯に負担をかけずに自然な見た目と機能を実現します。

3、骨量が少ない人
従来のインプラント治療は十分な骨量が求められ、骨移植などの追加治療が必要になることがあります。一方、オールオンフォーは骨のある部位を効果的に活用する治療法で、特に奥歯の骨が少ないケースでも対応できるため、骨量が少ない方でも治療を受けやすいというメリットがあります。

4、治療期間を短くしたい人
通常のインプラント治療は、手術後に骨とインプラント体が結合するのを待つため、半年以上の期間がかかることがあります。しかし、オールオンフォーは手術当日に仮歯を装着できることが多く、治療開始から1~2ヶ月程度で最終的な義歯が装着できるため、早く治療を終わらせたい方に最適です。

5. 手術や治療費を抑えたい方
オールオン4は、少ないインプラント本数で広い範囲の歯を支えるため、治療費や手術時間のコストパフォーマンスが良いという特徴があります。また、骨移植などの追加手術が不要な場合も多く、全体的な費用が抑えられるため、経済的な理由でインプラントをためらっていた方にも向いています​。

6. 健康状態が安定している方
オールオン4は比較的侵襲性の低い治療法ですが、全身の健康状態が手術に耐えられるかどうかの判断は重要です。糖尿病や骨粗しょう症、歯周病がある方でも、状態が安定していれば施術可能なことが多いため、医師と相談しながら適応かどうかを確認することが推奨されます。

以上の特徴を持つ方々にオールオン4は非常に有効な治療法です。ただし、口腔内や全身の状態によっては不向きなケースもあるため、事前に専門医の診断を受けることが大切です​

まとめ
オールオンフォーは、少ないインプラント本数でフルアーチの歯を支えられるため、治療期間の短縮や術後の生活の質向上を目指せる治療法です。総入れ歯に不満を持つ方や、複数の歯を失っている方に適しており、骨量が少ない場合でも治療が可能なケースがあります。ただし、全身疾患の有無や他の歯の状態を考慮し、医師と十分に相談したうえで治療を検討することが大切です。