歯がボロボロで悩んでいる方へ ― オールオン4という選択肢
「歯がボロボロで恥ずかしい」
「人前で笑えない」
「食事を楽しめない」
こうした悩みを抱えながら、長い間歯医者に行けずに過ごしてしまったという方は、決して少なくありません。むし歯や歯周病が進行して歯を失うと、見た目や食事に不便が生じるだけでなく、自分に自信を失い、人付き合いさえ消極的になってしまうこともあります。
実際に「ほとんどの歯がボロボロになってしまった」という方の多くは、単にケアを怠ったからではなく、歯科治療に対するトラウマを抱えているケースが多いのです。

■歯がボロボロになってしまう方の特徴と背景
「なぜここまで悪くなるまで放置してしまったのか?」
そう聞かれても、患者さんご自身にも明確な答えがないことがあります。ですが、過去を振り返ると、歯科治療への恐怖や不信感が積み重なっていることがよくあります。
例えば、次のような経験をされた方が多いのではないでしょうか。
―説明を受けないまま治療が進んでしまった
―強い痛みがあっても配慮がなかった
―必要かどうか疑わしい治療をすすめられた
―予想外の高額な費用を請求された
―「なんでこんなになるまで放っておいたの!」と叱られた
―自分の話を聞いてもらえず、不安なまま治療が進んだ
こうした体験は、患者さんにとって大きなトラウマになります。その結果、「歯医者に行きたくない」と思うようになり、痛みや違和感があっても通院を避けてしまう。そして気づいたときには、ほとんどの歯がボロボロになっていた――。
これは決して珍しいことではありません。むしろ、多くの患者さんが同じ悩みを抱えているのです。

■歯を失ったまま放置するリスク
歯がボロボロになり、多くを失った状態をそのままにしておくと、次のような問題が起こります。
―噛みにくさによる食生活の偏り(柔らかい物ばかり食べてしまう)
―栄養バランスの崩れから体調不良につながる
―見た目のコンプレックスが強くなり、人との会話や笑顔を避ける
―顎の骨がやせてしまい、ますます入れ歯や治療が難しくなる
つまり、「歯がない」状態は口の中の問題にとどまらず、健康・生活の質・心の問題にまで影響を及ぼすのです。
■総入れ歯という選択肢とその限界
従来、多くの歯を失った方への一般的な治療は「総入れ歯」でした。総入れ歯は、比較的安価で短期間に作ることができるというメリットがあります。
しかし、実際に使用した方からは次のような声も多く聞かれます。
―外れやすく、会話中に不安になる
―強く噛めず、好きな食べ物を諦めるしかない
―装着時の違和感が強い
―見た目に不自然さを感じる
また、入れ歯は顎の骨に直接固定されるわけではないため、時間が経つと骨が痩せていき、さらに合いにくくなるという問題もあります。

■オールオン4(オールオンX)という新しい選択肢
そこで注目されているのがオールオン4(オールオンX)という治療法です。
これは、4本のインプラント(症例によっては5〜6本)で上顎または下顎に人工歯を固定する方法です。
従来のインプラント治療では、失った歯の本数分インプラントを埋入する必要がありました。しかしオールオン4では、最小4本のインプラントを効果的に配置することで、全体の人工歯をしっかり固定することができます。

■オールオン4(オールオンX)と総入れ歯の違い
<オールオン4(オールオンX)>
固定方法 インプラントで顎に固定
安定性 外れにくく強く噛める
見た目 天然歯に近く自然
違和感 少ない
費用 高額(数百万円程度)
骨吸収 抑えられる
<総入れ歯>
固定方法 吸着や粘膜で支える
安定性 動きや外れやすさがある
見た目 不自然に見える場合もある
違和感 違和感が強い場合が多い
費用 比較的安価
骨吸収 進行しやすい
総入れ歯が「安価・短期間」であるのに対し、オールオン4は「安定性・見た目・機能性」に優れています。どちらを選ぶかは、患者さんの希望やライフスタイルによって変わります。

■オールオン4(オールオンX)がおすすめの方
―特にオールオン4が向いているのは次のような方です。
―ほとんどの歯がボロボロで残せない方
―総入れ歯が合わず、噛みにくさや外れやすさに悩んでいる方
―見た目を自然にしたい方
―骨が少なく通常のインプラントが難しい方
―できるだけ早く歯を取り戻したい方
■オールオン4(オールオンX)のメリットとデメリット
<メリット>
―天然歯に近い見た目と噛み心地
―強い力で食事を楽しめる
―手術当日に仮歯を入れられる場合もある
―骨吸収を抑えられる
―少ない本数で済むため手術負担が軽い
<デメリット>
―自由診療のため費用が高額
―外科手術が必要
―全身の健康状態によっては適応できない場合がある
―定期的なメンテナンスが不可欠

■当院での主な治療の流れ
1)初診・問診・治療相談カウンセリング(治療希望の場合には精密診査)
口腔内診査、パノラマレントゲン診査、歯周病診査、咬合診査、CT撮影、口腔内のデジタル型とり等
2)コンサルテーションおよび治療説明
CTインプラント埋入シュミレーション説明、治療方法・期間・費用・治療リスク等の説明など

3)詳細な治療計画立案と準備
CT画像3Dシュミレーション、ガイドサージェリー用ステント製作。
最新のAI スマイルシュミレーションソフトSmilecloudを使用してスマイルデザインを行い、
そのデータをもとに審美的なインプラントの仮歯を技工所にて製作。
4)オールオンXの手術(ガイデッドサージェリー、静脈内鎮静法の併用あり・オプション)
4〜6本のインプラントを埋入し、オペ当日に固定性の外れない仮歯を装着。


5)治癒期間
2〜3か月かけてインプラントと骨を結合させる。その後に仮歯の調整。
6)最終補綴の装着
仮歯の情報をもとに、見た目・機能性に優れたインプラント上部構造を製作。

7)定期メンテナンス
長持ちさせるために3〜6か月ごとの通院を推奨。
■まとめ
歯がボロボロになってしまった背景には、「歯医者が怖い」「嫌な経験をした」というトラウマがある方が少なくありません。その結果、治療を先延ばしにしてしまい、気づけば生活の質が大きく下がってしまうのです。
しかし、今はオールオン4(オールオンX)のように「少ない負担でしっかり噛める歯を取り戻す方法」があります。総入れ歯に限界を感じている方や、見た目や自信を取り戻したい方にとって、大きな希望となる治療です。
まずは「もう一度しっかり噛めるようになりたい」という気持ちを持ち、専門の歯科医院でご相談されることをお勧めいたします。
当院では、「なんでも咬める」という機能面だけでなく、審美的な見た目の仕上がりにも十分にこだわったインプラント治療を行なっており、多くの方にご満足頂いております。
歯がボロボロでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談にいらして下さい。ご予約を心よりお待ちしております。