USCジャパンプログラム2011
米国南カリフォルニア大学歯学部主催のUSCジャパンプログラムが東京国際フォーラムにて開催されました。今回で第3期を迎えるこの研修会ですが、私は1期生として学び2009年にプログラムを卒業して以来、オブザーバーとしてほぼ毎回参加させて頂いております。
第1回目の講師はUSC歯周病科教授で、歴史あるUSCペリオ・インプラントシンポジウムのチェアマンを毎年歴任されているDr.Homayoun H. Zadeh教授です。2日間に渡り、歯周病治療とインプラント治療のベーシックからアドバンスまで、きめの細かい素晴らしい講義を今年も拝聴することができました。本当にいろいろと勉強になります。
今回は自分も1期生代表としてプレゼンテーションを行いました。数日前にディレクターの清水先生より突然依頼されたので準備が少し大変でしたが(汗)何とか無事に発表を終える事ができました。USCシンポジウムのチェアマンの前での発表は思いの他緊張いたしましたが、Zadeh先生より「Excellent! Beautiful case! Outstanding!」 の高評価をいただき、ほっとしている次第です。
発表風景です。写真が暗くてすみません。。。
今回の発表では、審美的なインプラント治療を成功させるための診断から術式まで、実際の症例を2ケースほどご紹介させていただきました。いまやインプラント治療はその高い成功率から、咬めることが当たり前で、いかに自然で美しい仕上がりにするかが本当の成功と言われております。術者も患者様も十分に満足していただける結果を得るには、診断から外科、補綴(インプラント上部構造を装着すること)までのすべてのステップが的確に行われる必要があり、決して容易なものではありません。
Zadeh先生(右)と発表後の記念撮影。気さくで親しみやすい先生です。
Zadeh先生からはVISTAと呼ばれる非常に高度な外科術式を教えていただき、自分も臨床で多用して良好な結果を得ております。この術式は患者様にとって低侵襲な外科術式で、また骨移植や歯肉移植の成功率も格段にアップさせる効果もあります。今回のプレゼンではVISTAテクニックを使用して審美的に優れた結果が得られた症例についても発表させていただき、本家からお褒めの言葉を頂戴することができて安心しております。
歯科医療も日進月歩です。常に最新の治療技術を習得し、グローバルスタンダードな質の高い医療を実践できますよう、今後もUSCプログラムや国際学会を通じて学んでいきたいと思います。
上記理由でたまに医院をお休みさせていただくこともありますが、決して遊びに行っている訳ではないので・・(たまに誤解されますので;笑) 患者様にはどうかご理解を賜りたく、この場をお借りしてお願い申し上げます。