Young Diplomats in Tokyo @ リッツカールトン
「Young Diplomats in Tokyo」 とは、東京を拠点とする世界各国の在日大使館に勤務する主に若手の外交官で構成される組織で、東京リッツカールトンホテルの45階ラウンジで1〜2ヶ月に1度くらいの頻度で交流会(Happy Hour)を開催しています。外交官のパーティーとは言っても、実際はそんなに気取った堅苦しい会ではなく、気軽にお酒を飲みながら世間話で盛り上がるといった、和気あいあいとした楽しい集まりだったりします。
参加資格は基本的に外交官オンリーなのですが、最近は何故か毎回招待状を頂くので、せっかくの機会なのでなるべく参加するようにしています。友人の外交官のお誘いで参加したのがきっかけなのですが、当院にはいろんな国の大使館から大使クラスの外交官が多数訪れている関係もあり、主催者から好意的に捉えて頂いているからなのかもしれません。各国を代表する素晴らしい方々と沢山知り合うことができるので、お仕事抜きで楽しんでおります。(営業とかは全然してません。英会話のレッスン感覚で参加しております;笑)
今回は時節柄、地震と福島原発の話題がメインで、特に米国とロシアの外交官の方の白熱したお話を間近に聞けて、あらためて事の重大さを認識するとともに、日本政府の対応の遅さと、米、露、仏などを中心とした日本(特に福島原発)への的確なサポートのありがたさを再確認した次第です。この場をお借りしてあらためて感謝申し上げます。(もし彼らが政府に良質な外交的支援をしていなかったら、今頃は本当に最悪の事態になっていたかもしれません。。もちろん、現地で献身的に活動して下さいました現場の方々の努力があってこそなのは言うまでもありませんが)
原発事故については発生当初から、既に某国大使や大使館関係者、米国務省勤務の友人などから、政府が発表していないような重大なお話を聞いてはおりました。今になって炉心溶融などと騒がれていますが、そんなことはご存知のとおり一部関係者はとうの昔に分かっていたことです。様々な事情があるにせよ、やはり国際基準で迅速に対応しないと、国際社会からますます取り残されていくでしょう。事は日本国だけの問題ではないので、世界はひとつというグローバルな発想から行動する必要があると強く思います。
政府の批判ばかりをしていても何も始まりませんが、政治/経済の立て直し、被災地の復興と次の自然災害への対応など、まだまだ問題は山積みなので、いろいろな国の知的な援助も借りながら、政府には何とか事態が良い方向に向かうよう頑張ってもらいたいと思います。もちろん、私たちも決して人任せにせず、それなりに努力と協力をしていく事は必要だと思います。
この会への参加は、歯科の勉強以外に様々な事を学べるとても素晴らしい機会なので、これからも可能な限り参加したいと思います。(またご招待されればのお話ですが。。。)