ブループラネット賞
ブループラネット賞の表彰式典と祝賀パーティーにご招待を賜り出席して参りました。
ブループラネット賞とは公益財団法人・旭硝子財団により1992年に創設された地球環境国際賞で、地球環境問題の解決に向けて著しく貢献した個人/組織に対してその業績を称え贈られます。副賞賞金5000万、地球環境問題のノーベル賞と言われています。
本年度の受賞者は松野太郎博士(日本:海洋研究開発機構地球環境変動領域特任上席研究員)とダニエル・スパーリング博士(米国:カリフォルニア大学デービス校教授)で、松野博士は「地球温暖化と気候変化の解明に大きく貢献をした功績」により、スパーリング博士は「交通が環境に及ぼす影響を研究し、都市の環境政策に大きな進歩、指針をもたらした功績」により受賞されました。
松野太郎博士とダニエル・スパーリング博士
表彰式典には秋篠宮、同妃両殿下のご来臨のほか、米国など各国の駐日大使や国内外の各界を代表する著名人が多数参列し、安倍晋三内閣総理大臣からの来賓祝辞(代読)もあり、この賞の格式の高さを実感しました。(当然撮影厳禁のおごそかな式典でした)
翌日、国連大学で開催された両博士の受賞記念講演にも参加させて頂き、地球温暖化と異常気象の問題や、地球シュミレーターを用いた温暖化予測などについて(これは本当に革新的な凄い技術です)、また環境に配慮した都市計画の進め方や、そのために必要な持続可能な交通輸送システムの構築など、これからの人類にとって大変重要である貴重なお話を伺うことができました。
両博士のご講演は大変素晴らしく、人類の未来に希望の光を見いだす崇高な研究であると思いました。そしてこのように優秀な研究(者)に対して資金面でも多額のサポートをされている旭硝子財団(世界最大手ガラスメーカー旭硝子の創業25周年を記念して設立された財団)の功績も本当に素晴らしいものであると思いました。
歯科の勉強だけでなく、他に学ぶべき大切な事が多々あるとあらためて認識しました。このような貴重な機会を与えて下さった旭硝子財団の患者Y様に心より感謝申し上げます。