ICOI Study Club Japan 第1回関東甲信越支部学術大会
東京医科歯科大学にて ICOI Study Club Japan 第1回関東甲信越支部学術大会が開催されました。ICOI Study Club Japanは世界最大のインプラント教育機関であるICOI国際口腔インプラント学会の日本における地域レベルでのインプラント教育と会員サポートの充実を目的に新たに結成された組織です。
今回私は、初代 ICOI Study Club Japan関東甲信越支部長として企画・運営に携わり、東京医科歯科大学インプラント科主任教授の春日井昇平先生と日本大学歯学部特任教授の伊藤公一先生(元日本大学歯学部歯周病科教授、元日本歯周病学会理事長)という、日本を代表する大変著名な両教授のお力添えのもと、関東甲信越支部で初となる学術大会を開催する運びとなりました。
病院内にスタバもある近代的な東京医科歯科大学(写真左)改装された講堂はとても綺麗で設備も充実してました。中塚副支部長の開会の挨拶の後、関東甲信越支部長として ICOI Study Club Japanの設立の趣旨や今後のICOIの活動について説明プレゼンをさせていただきました(写真右)
続いて東京医科歯科大学大学院歯学総合研究科インプラント・口腔再生医学主任教授で、このたび初代ICOIアジア太平洋本部理事長に就任された春日井昇平教授の特別講演。安全にインプラント治療を行うための注意点、特に術前の診査診断の重要性などについて、教授独自の鋭い視点からの貴重なお話を聞く事ができました。座長が伊藤公一教授という大変贅沢な顔ぶれにもまさに恐縮の一言です(汗)
私も基調講演として『充分な患者満足を得る為の審美インプラント治療の実践』というタイトルで約1時間ほどお話させて頂きました。審美領域(笑った時に見える主に前歯の部分)のインプラント治療を成功に導き、患者様の要求をしっかり満たして充分な治療満足を得る為に何が重要か、またどのような点に注意して治療を行うべきなのか、実際に当院で施術したケースを供覧しながら、私の考えを述べさせて頂きました。
講演のタイトルスライド。LAでの講演内容も含めてお話させて頂きました。
その後は会員発表が4題(大学関係者2題、開業医2題)ありました。レベルの高い大変素晴らしいご発表が続き、春日井教授の座長のもと、質疑応答も大変盛り上がりました。
閉会の辞は、本年10月3〜5日に東京国際フォーラムで開催のICOI世界大会の大会長も努められる、伊藤公一教授の熱いメッセージを込めたご挨拶で無事に幕を閉じました。支部での開催でしたが、北海道、北陸、中部、九州などからもご参加いただき、会員の熱意と意識の高さを感じました。初開催で大変なこともありましたが、関東甲信越副支部長の優秀な先生方にも助けて頂き、何とか盛会で終える事ができてほっとしております。特に準備企画段階から多大なご尽力を賜りましたICOI世界本部理事のKate E. Matsumoto氏と鈴木仙一教授(前ICOI日本会長)、嶋田淳教授(明海大学)、加藤英治先生(日本副会長)、中塚敏弘先生、有賀正治先生、中島航輝先生、岩城正明先生、米本久史先生、河野慶吾先生、丹野努先生(素晴らしい司会進行ご苦労様でした!)ICOI日本事務局、デンタルプロモーション中屋社長にこの場をお借りして御礼申し上げます。
これからもICOI Study Club Japanの活動を通して、世界標準の質の高いインプラント教育の普及に貢献し、多くの患者様に安全で素晴らしいインプラントの恩恵を享受して頂けますよう、地道に頑張って参りたいと考えておりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。