2009.01.21 Washington DC
バラク・オバマ氏が第44代アメリカ合衆国大統領に就任しました。
米史上初のアフリカ系黒人大統領の誕生です。世界中の注目が集まったこの歴史的な就任式を一目見ようと、首都ワシントンDCには200万人以上もの観衆が押し寄せ、そのフィーバーぶりが連日放映されていました。
危機的な米国経済の立て直しや中東問題、テロ対策など大きな問題を抱えての厳しいスタートですが、多くの人々に好意的に支持されているオバマ氏を見ていると、きっと良い方向に“Change” できるのではないかと私は確信しております。
オバマ氏が好んで使う ”Yes We Can”という言葉は、私も昔からとても好きな言葉です。こんなのできそうもないぁ~と嘆くよりは、まず “できるんだ!”と言い切ることからすべての成功は始まっていると思うからです。
今後のオバマ氏のご活躍、大いに期待しています。
そんなオバマ氏の就任演説のテレビ映像を、去年の今頃訪れたワシントンDCの懐かしい風景と重ね合わせて、感慨深い思いで見ておりました。実は去年のアメリカインプラント学会の帰りに、もと患者さんで今は良き友人であるチャールズさんのお招きでワシントンDCに滞在し、リンカーン記念館やワシントンモニュメント、ホワイトハウスや米国務省などを案内していただく機会がありました。
せっかくなのでその時撮影した懐かしい写真をいくつかご紹介したいと思います。
リンカーン記念館(左)この中のリンカーン像(右)の前でオバマ氏の演説が行われた。びっくりするくらい大きくて立派な建物でした
記念館から見たワシントンモニュメント。近寄るとこんな感じ。
けっこう高い建物で展望フロアもあるそうですが、テロ以降は登れなくなったそうです。残念。。。
ナショナルモール(広場)から見た連邦議会議事堂 (左)とスミソニアン博物館の一部(右)その規模の大きさに只々びっくりです。
アーリントン国立墓地。軍関係者や名誉の死を遂げた特別な人達しか埋葬されない墓地らしいです。ジョン・F・ケネディ氏もここに埋葬されています。
ホワイトハウス(左)と米国務省U.S. Department of State(右)
さすがに内部の写真撮影は不可でしたが、実際に案内して頂いた国務長官の執務室は威厳がありすごかったです。(当時はライス国務長官が使用していましたが、現在はヒラリー・クリントン新国務長官のお部屋のはずです)
一般人は絶対に立ち入る事が許されない米国政治の中枢である国務省の内部を見学できたことは、自分にとってとても貴重な体験でした。あらためてチャールズさんのご厚意に感謝いたします。
チャールズさんとは、彼女が以前米大使館に勤務してた時に歯の治療を担当させて頂いたのがご縁で、米国務省にご勤務の現在でも親しくさせて頂いております。ちなみに彼女もオバマさんと一緒でアフリカ系黒人です。きっといろいろな思いを胸にこの就任式に参加されていたことでしょう。すべての事柄がうまくいきますよう心からお祈りする次第です。Yes we can!