ICOI国際口腔インプラント学会
世界最大のインプラント学会であるICOI国際口腔インプラント学会の2011年度アジア・パシフィックセクション・日本学術大会が品川グランドホールで盛大に開催されました。
基調講演として午前中は台湾インプラント学会・審美学会・補綴学会などの会長も歴任されているDr.Lin、午後はニューヨーク大学臨床准教授で韓国インプラント学会の権威Dr.Choのご講演が行われました。
今回私はアジア・パシフィックセクションの役員として、会場準備(主にプロジェクター試写や音響関係)や海外演者のサポートなど、早朝から忙しく飛び回っておりましたが、この日はLuncheon Seminar の講師としてメインホールでの講演もあったため、多忙を極めた学会となりました。
Luncheon Seminar とは、ランチタイムを利用した食事付きのセミナーで、海外の学会ではよく行われています。今回はインプラントのリーディングカンパニーであるノーベルバイオケア社より正式に依頼を受けて、セミナー講師として登壇させていただきました。光栄な事です。
講演内容は、もちろんノーベルバイオケア・インプラントを用いての審美インプラント治療の実践についてです。私は約16年前にインプラント治療をスタートしてからずっとノーベルバイオケア社のインプラントのみ使用しています。理由はたくさんありますが、治療結果が証明する製品や会社に対する信頼度の高さ、トップブランドであること、科学的なバックグラウンドが一番しっかりしていることなどが挙げられます。
審美的なインプラント治療を成功に導くためには何が必要なのか、実際の症例を供覧しながらご説明させて頂きました。しっかりとしたインプラントシステムを用いる事は医師の重要な責任と考えます。そして医療を受ける側も、単に値段だけで判断せず、適切なインプラントを使用している医院を選択する必要があると私は思います。
著名な講師に挟まれての発表でしたので始まる前はいささか緊張しましたが、前日徹夜で適度にぼーっとしていたせいか、講演中はあまり緊張せず淡々とお話できたと思います(笑)海外発表のちょうど良い予行演習になった気がします。
来年1月には米国ロサンゼルスで開催される37th Annual USC International Periodontal and Implant Symposium への登壇が決定しております。世界的に評価の高い、歴史あるこのシンポジウムで発表できる機会に恵まれた事は、大変光栄なことであるとともに、少なからずプレッシャーを感じております(汗)でもせっかくなので楽しんできたいと思います♪