インプラント安心基準ミドルマネージャー
NHKのニュースウォッチ9という番組でインプラントについての特集があり、東京八重洲の歯科医院での死亡事故例と「インプラントセーフティマネージャー」についての取り組みが紹介されました。私はその放送は見ていなかったのですが、知人の話によると、近年インプラントの急速な普及に伴い、医療事故やトラブルも急増しているという背景から、今回のような未熟な技術の歯科医による不幸な事故を回避するためのひとつの取り組みとして、「インプラントセーフティマネージャー」という資格制度が番組内で取り上げられたそうです。
この資格は、歯科医院を診査・認証する国内初の第三者評価機関である「NPO法人歯科医療情報推進機構」が管理しており、取得にはインプラントを安全に行うために必要な知識とマネージメントについての講習を受講し、厳しい試験に合格する必要があります。もちろん、私はこの試験に無事合格し、認定証を頂いております。
安全なインプラント治療を行っている歯科医院を厳格に選定し、患者様が安心して良質なインプラント治療を受けられるために「歯科医療情報推進機構」が行っている取り組みの根拠については、以前にブログでも紹介しました。インプラントは適切に行われれば、最高の治療満足結果が得られる大変素晴らしい治療法ですが、その反面、いいかげんに不適切に行われれば、最悪の結果を招く事もあるのは事実です。術者は充分な医学知識と高い治療技術の習得と同時に、医療人としての崇高なモラルを持ち合わせる必要があると私は考えます。
これらのことを踏まえ、安心かつ安全なインプラント治療をこれからもご提供していけますよう、益々精進して参りますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。