Dr.Dennis Tarnow @ Columbia University Course
コロンビア大学と ICOI国際インプラント学会の共催によるインプラントコースに参加してきました。このコースは約2年間に渡り、米国コロンビア大学本校はもとより、フロリダやアジア、日本国内で定期的に開催されるインプラント研修プログラムで、国際的に活躍できる若手インプラント医師の育成と、国際インプラント学会の役員研修と指導医育成の目的を兼ねて行われている特別プログラムです。
第1回目の今回は、東京医科歯科大学医学部付属病院にて、コロンビア大学インプラント科主任教授でニューヨーク大学インプラント科主任教授も歴任された世界的に著名なデニス・ターナー教授を講師に迎え、金、土、日と3日間のコースとして開催されました。
ターナー先生の優れた研究論文は世界中で最も文献検索され臨床応用されているそうです。現在のインプラント、審美歯科界に与えた影響は計り知れないものがあります。
以前のブログにもアップしたとおり、ターナー教授の3days Special program(Tarnow Institute) は昨年、一昨年と参加しているので今回で3回目になります。世界中の信頼性のある膨大な文献から導かれた、インプラントに関する最新の知見や、最先端の歯科材料に関する評価など、インプラントを行う上で重要な事をすべて、惜しげも無く、これでもかー!というくらい教えて頂けるので、毎回新鮮な気持ちで多くの事を学ぶ事ができます。さらに今回は模型を使ったインプラントと骨移植の実習もあり、とても充実した3日間でした。まさに「おなかいっぱい!」と言ったところでしょうか(笑)
ターナー教授と春日井教授のコラボレクチャー。上顎洞骨移植に関する熱いディスカッション。なるほど、とても勉強になります。
患者に安全かつ最良のインプラントの治療結果を提供するために、またダメージの少ない最小限の外科的侵襲で手術を行うためには、複雑で難解な術式ではなく、科学的根拠に基づいたシンプルな治療を行う必要があり「Keep it simple」の原則が重要との事です。これは歯科に限らず、全てに共通する成功の法則だと思いますが、まさにそのとおりだと改めて認識いたしました。毎回「目からウロコ」の講義内容です。
修了証授与時の記念撮影。いつもフレンドリーなご対応に感謝です。
Tarnow Institute受講生として恥じない治療を心がけたいと思います。
東京医科歯科大学インプラント科教授の春日井昇平先生と記念撮影。
日本を代表する教授でありながら、受講生と肩を並べて真摯に学ぶそのお姿には
多くの受講生が感銘を受けていました。いつも気さくに接して頂き感謝しております。
今後ともご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。
さあ、今週はベトナム遠征です。Program Chairの春日井教授のもと、ターナー教授のご講演もあります。役員会もあり多忙ですが、頑張ってきたいと思います。そして9月は米国フロリダです。こちらも頑張って学んできたいと思います!