韓国講演@延世大学医学部
日韓合同のインプラント研究会であるニューミレニアムクラブの創立20周年記念学会が韓国ソウルの延世大学医学部で開催され、光栄なことに演者としてご招待を賜り参加してきました。
本会は、日本インプラント界の重鎮・塩田真先生(東京医科歯科大学インプラント科准教授)と韓国のインプラント界を代表する先生方によって20年前に設立されたスタディーグループで、私は東京医科歯科大学で開催された日本大会に参加させて頂いたご縁で、恐れ多くも塩田教授よりお声がけを頂き、今回講演させて頂く貴重な機会に恵まれました。大変栄誉なことと感謝しております。
今回私は、審美領域のインプラント治療について、世界的な歯科技工士の林直樹先生と手がけた症例の供覧と、「ゼロボーンロスコンセプト」というインプラント周囲のボーンロス(骨吸収)をゼロにするという新しいコンセプトについてお話させて頂き、とても好評を得ました。何とか大役を果たせたみたいでとりあえずホッとしております。
インプラント周囲炎の予防にも大変威力を発揮する最新の知見で、それを実現できるストローマン社のネオデントインプラントシステムについてご紹介させていただきました。
韓国の先生方のご講演も大変素晴らしく、韓国で人気のトップレクチャラーとして有名なチョスンホン先生(ミレニアムクラブ新会長)と、韓国インプラント界のレジェンド・チョンムンハン先生(ミレニアムクラブ創始者)のプレゼンは本当に勉強になりました。そしてとても良い刺激を受けました。
韓国私立トップの延世大学の学内も見学できて良い機会でした。政治家や芸能人が通う大学病院はとてもラグジュアリーな作りで、かつ規模が大きくてびっくりしました。参加者の素晴らしい先生方と過ごした時間はとても楽しいものでした。
日韓を代表するトップデンティストは臨床が素晴らしいだけでなく、おおらかで優しく人格者です。私もそんな歯科医師になりたいと願いつつ、そこを目標にこれからも頑張っていきたいと思いました。発表の機会を与えて下さいました尊敬する塩田先生にこの場をお借りして感謝申し上げます。
コロナ禍も沈静化し学会活動も忙しくなってきました。今年は海外出張も多くなりそうで患者様にはアポイントでご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、より良い歯科医療を今後もご提供していくためはどうしても必要なことですので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。